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一般選抜・併願校の考え方

更新日:11月30日

看護医療系受験予備校Well-STUDY(ウェル-スタディ)です。


先日で、1都3県+αの私立大学一般選抜前期・Ⅰ期の入試日程のまとめが終わりました。

↓記事はこちら↓


一般選抜を受験する受験生はこれらを参考にして受験校を決めていくことになります。


今回の記事は、第一志望合格を目指しつつ併願校をどう選択していけば良いのか、をお伝えしたいと思います。


<併願校を考える前に…>

1:受験コンセプト

まず併願校を考える前に決めておくことがいくつかあります。

まずは1つめは「受験コンセプト」です。

・浪人はありか、なしか。

・大学のみ受験か、大学と専門学校の併願か。

などです。

「浪人あり」ならば第一志望以外の大学を受験する必要がありません。こだわって受験し、不合格ならまた来年。という選択もありでしょう。

「浪人なし」ならば、第一志望以外にも現在の学力で合格しそうな大学も受験する必要があります。


2:現在の学力

11月の模試が一般的な受験生の最後の模試だと思います(特定の大学模試を除くと)。

1・2月の受験本番前だとこの模試の結果が一番客観的な学力指標になります。

この模試の結果を参考に併願校を決めましょう。


3:受験校数

受験する大学数を決めておきましょう。一般選抜は日程さえ重複しなければ何校でも受験可能です。一方でその分受験料もかさみます。事前にどのくらい受験するのか校数を決めておきましょう。


 

<実際に例を考える…>

次の受験生を例に考えてみましょう。


看護志望

受験コンセプト:浪人無し、なるべく上位大学が良い!

11月模試:3教科偏差値59

受験校数:5校

第一志望大学:順天堂大学医療看護学部(ベネッセB判定:58【2024年11月確認】)


この受験生は、11月の模試で第一志望の偏差値を超えています。

ベネッセのB判定値は60%~80%の合格見込み、合格しそうですが確実に合格するわけではありません。

なるべく上位大学が良い、というコンセプトもありますので、以下のような受験校にしました。


<受験校>

※数値はベネッセB判定偏差値

・順天堂大学-医療看護(58)

・日本赤十字看護(59)

・帝京(58)

・武蔵野-A日程文理(56)

・東京医療保健-医療保健(54)


自身の偏差値と同じくらいの大学を3校、自身の偏差値よりも低めの大学を2校選択しました。

他にも、「女子大入れたい」「聖路加いれたい」「実習先はココが良いからこっちの大学受験する「合格が心配だからもうちょっと偏差値低めのところも…」等で受験校を入れ替えても良いと思います。


 

看護志望

受験コンセプト:浪人無し、なるべく上位大学が良い!

11月模試:3教科偏差値55

受験校数:5校

第一志望大学:順天堂大学医療看護学部(ベネッセB判定:58【2024年11月確認】)


受験生はこのパターンの人も多いのかな、と思います。

11月模試段階で第一志望の大学にまだとどかない成績の人です。


11月模試でC・D判定でも合格する受験生もいますし、現役生は11月模試以降にも成績が伸びます(模試が無いので客観的な数値で見れません)。

第一志望の大学は受験したほうが良いでしょう

これを踏まえて以下のように受験校を決めました。


<受験校>

※数値はベネッセB判定偏差値

・順天堂大学-医療看護(58)

・東京医科(56)

・東京医療保健-医療保健A(54)

・共立女子-全学部統一(53)

・東京医療保健-千葉看護B(51)


第一志望の大学を偏差値が一番高い受験校として、自分の成績を踏まえて併願校を選択しています。


自分の偏差値によっては同じ大学でも「挑戦校」になるか「実力相応校」になるか変わりますね。

また、同じ大学名でも学部やキャンパス位置が変われば偏差値が変わることもあります。

東邦大学も看護学部と健康科学部でちょっと違うはずです。


 

あと注意しなければならないのは、「手続き期日」です。

合格したあと、他大学の結果を見てから手続きができるのか、先に手続きをしないといけないのかは事前に確認しておきましょう。

確認を怠ると、複数の大学に入学金を払うことにも…。

予め受験スケジュールを組んでおき、進学優先順位を決定。「この大学に受かったら手続きして次へ」のようにプランを作っておくと楽です。


また「偏差値」が全てではありません。

例えば、ベネッセのホームページ「マナビジョン」の偏差値だと2024年11月現在「帝京大学」と「帝京平成大学」の偏差値が58と一緒です。

両方合格した場合、附属病院がある帝京大学を選ぶ受験生が多いのかなーと思います。

比較して考えると帝京大学のほうが偏差値的にはお得なのかなーとも思えますね。


学力や受験コンセプト、受験生の性格、安全策をどのくらいまでとるか、などなどで併願校は変わります。

重要なのは、

第一志望は受験する。併願校は自分を客観視できる学力指標を使って考える。です。


受験直前期は勉強に集中したいとも思うので、12月中には決定しておくと良いですね。



 

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