看護医療系進学予備校Well-STUDY(ウェル-スタディ)です。
ただいま各大学の一般入試日程をまとめています。
あわせて入試科目とかもまとめているところです。
それに関連して今日は入試科目の配点についてです。
受験生は入試科目を必ず確認すると思います。
その際に配点も見ておきましょう。
配点はどう考えるのか、以下の大学を例にしてみていきましょう。
偏差値はBenesseによると両大学とも62くらい。難易度に差はないと考えて良いでしょう。
例:杏林大学保健学部看護学科A日程
受験教科数:3教科
配点合計:350点
必須:英語150点
選択:国、数、理より2科目選択(1科目100点ずつ)
※数学はⅠA、理科の範囲は基礎まで。
例:順天堂大学医療看護学部看護学科A日程
受験教科数:3教科
配点合計:300点
必須:英語100点、国語100点
選択:数、理から1科目選択(100点)
※数学はⅠAⅡBC。理科の範囲は基礎+専門まで。
数学や理科の範囲が違うので、どこまで対策が必要なのかの確認はもちろん必要ですよね。
今日は配点の話なので、次は実際に受験生が受験するときの視点で考えてみましょう。
選択科目は生物にして配点をパーセンテージにしてみていきましょう。
<杏林大学保健学部看護学科A日程>
合計:350点(100%)
英語:150点(42.8%)
国語:100点(28.5%)
生物基礎:100点(28.5%)
<順天堂大学医療看護学部看護学科A日程>
合計:300点(100%)
英語:100点(33.3%)
国語:100点(33.3%)
生物:100点(33.3%)
杏林大学の英語は配点が多くなっています。
そのため、全体に対しての点数比率も当然上がりますね。
このように特定科目の配点が高い場合はその科目がキー教科になります。
自分の学力もキー教科が強ければ入試が有利になります。
キー教科の学力養成をしっかりと行う必要があるでしょう。
一方でこのような配点もあります。
例:順天堂大学保健看護学部看護学科 共通テスト利用(保健看護なので静岡の方です。)
受験教科数:3教科
配点合計:350点
必須:
国語(現代文のみ):100点
英語:150点
リーディング :120点
リスニング :30点
選択:
つぎから1科目選択:100点
数学1A
数学ⅡBC
生物
化学
生物基礎・化学基礎
前述と同様、生物で受験してパーセンテージを見ていくと…。
<順天堂大学保健看護学部看護学科 共テ利用入試>
合計:350点(100%)
英語
リーディング :120点(34.2%)
リスニング :30点(8.5%)
国語:100点(28.5%)
生物:100点(28.5%)
このパターンで着目するところは「リスニング」です。
受験教科として課されますが、実際の配点は30点しかありません。
共テのリスニングを100点満点中100点満点をとると30点に調整されます。
逆にいうと、100点満点中半分の50点だとしても30点ですので15点に調整されます。満点との差は15点にしかなりません。
2024年度入試の順天堂大学保健看護学部看護学科の共テ利用合格判定基準はBenesseによるとB判定65.7%。
仮にリスニングが0点、他で75%とったとすると…
リーディング:75点/100点 ⇒ 90点/120点
リスニング:0点/100点 ⇒ 0点/30点
国語:75点/100点
生物:75点/100点
合計:240点/350点(68.8%)
極端な例ですが、上記計算でも合格判定基準を超えることになります。
※本番では0点はなるべく避けた方が良いです…。
配点の小さい教科は合否への影響が小さくなるため、この教科で勝負になるとはいいにくいでしょう。
※
これが東京大学などの最難関国公立大学だと話は別。2次試験が難しいので共テの点数の差がひっくり返しにくくなります。共テでの失点は限りなく少なくするのがオススメです。
看護医療系なら目標得点もそこまでシビアではないので、とれるところで確実に得点をとって合格ラインを越えよう、が私の考え方です。
いろいろと説明しましたが、「配点の大きい科目は点数をとれるように、小さい科目は多少落としても影響は少ない」です。
8月も残り2/3あります。
第一志望の配点も調べておき、キー教科で負けないように準備をしておきましょう!
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