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浪人する前に。

  • 清野祥一
  • 2月14日
  • 読了時間: 3分

Well-STUDYです。


だんだんと教室の片づけが進んできました。

寂しい反面、次に向けて進まねばという思いにもなりますね。


さて、前回のブログでちょこっと書いた「浪人生」について、ブログ記事にしようと思います。内容的には看護医療系以外の他系統の方にもご参考になれば。


「浪人生」は、進学先に納得せずもう1年受験勉強をする、と選択した人のことです。

浪人して、1年間再度勉強することで自分の望む進学先への合格を目指します。

多浪生というと、複数年受験勉強をしている人、になります。

医学部以外だと多浪は珍しいかと思います。


看護医療系で浪人する方はそこまで多くない印象ですが、過去指導した方の中にもいらっしゃいました。浪人するのは良くないこと、ではありません。


ただ、高校生の時と浪人生の時の過ごし方は大きく異なります。

勉強の時に意識することも異なります。

そのため、向いている人向いていない人がいます。

いくつか注意点を挙げておきましょう。



<生活リズムは非常に大事>

学校がなくなるため、毎日何時に起きても良い!という生活になります。

当然、生活リズムが崩れる人もいるでしょう。

勉強時間を確保するには、安定した生活リズムは非常に重要です。

決まった時間に起きて、決まった時間に勉強し、決まった時間に寝る。

ちゃんとできる人のほうが向いています。


<一つ一つ、自分の苦手やできないところを勉強していく>

浪人生が現役の高校生と比べて有利な点は、「同じ試験範囲の勝負で2周目から、アドバンテージを持ってスタートする」です。

ですが、浪人するということは試験範囲の中で学習が不十分なところがあったためでしょう。

その不十分なところはどこだったのか、一つ一つを埋めていくように勉強しないと学力は伸びません。

高校生の時のように、「1から全範囲勉強する」という勉強方法もありますが、浪人生のメリットを生かした勉強ができると良いでしょう。


<最大の強みは「勉強時間」>

現役の高校生と比べると、受験勉強の時間を多くとれるのが強みです。

ですが、これを活用せず、

・ツイッター(現X)に入り浸る、

・休憩時間が多くてだらだら

・机に座っているだけ…

なんてことをしていても成績向上は見込めません。

しっかり努力することが重要です。

目標となる受験までは1年あります。遠くの目標に対して計画的に努力するのが成功のカギになります。


現在、「仮面浪人」というどこかの大学に入学した状態で翌年の受験に向けて準備する方々がいるようです。

勉強時間でも、しっかり浪人している方と比較しても劣ります。また、大学に入学しているため、本来やるべき大学の学びも中途半端に。

さらに、金銭面でも、予備校の浪人生用高卒コースが大体年間100万円と考えると、私立大学の初年度納入金はどの学部学科でもこの金額を超えます。いわゆる「コスパ」も非常に悪いですね。


しっかりと勉強し努力するのであれば学力UPや志望校合格の確率が高まるのが浪人です。

一方で、浪人をすれば必ず自分の望みが叶うわけではありません。


過去の方でも、現役高校生時に受かった大学に、浪人生時の受験では不合格になった、という方もいました。

1年をどう過ごすのか、非常に大切です。


個人的には、

「どこにも進学する大学がなかったから浪人する」

よりも、

「進学先はあるけど、より自分の納得するところへ進学したい、そのため浪人する」

という目的意識を持った方のほうが、浪人生時の受験結果が良い印象でした。


まだ後期入試が残っているところもあります。

今年の受験チャンス、最後まで戦い抜いてから、どうするか決めても良いと思います。


ポイントは後悔が少ないように、です。

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