top of page

国公立大学一般選抜 得点バランス

更新日:4月27日

看護医療系進学予備校Well-STUDY(ウェル-スタディ)です。


先日の国公立大学一般選抜の記事では、得点率についてでした。


これを踏まえて、受験生の成績等を考慮する、と記事にしていました。

本日はこの続きです。


教科数が多い国公立大学一般選抜ですが、全ての科目に対してまんべんなく勉強時間を充てれば良いのでしょうか。考えてみましょう。



 

東京都立大学を例に見ていきましょう。

数値はBenesseのデータネットの数値を使っています。



この大学、2024年度の目標得点率は71.4%。

全部まんべんなく72%点数をとる、と仮定すると上記になります。


ただ、受験するときに「国公立専願」の人は今そこまで多くないです。

浪人を避けるために私立大学も一緒に併願したり、受験する方がほとんどです。


私立大学も一緒に共テ利用入試で受験し、浪人しないように合格を狙いにいこう!と考えると…



私立大学は大学によりますが、共テも3教科で受験できる大学が多いです。

3教科の分、国公立大学志望の方が併願するような上位大学は目標得点率が高くなりがち。

上記、日本赤十字看護大学のⅠ-A方式では、国公立大学の1教科あたりの得点率は超えても、私立3教科になると目標得点率を下回ることもあります。


結果、国公立大学を目指す優秀層が、私立大学の少ない科目数の際、私立専願組と比べると競り負けることになります。


国公立大学志望者は私立大学入試でも競り負けることなく、自分の志望校への目標得点率を超えるのが、理想の入試戦略です。


さて、どう考えれば良いでしょうか。


 

答えは、「まんべんなく点数を狙わない。教科の目標得点に比重をつける」です。



東京都立大学を目標として、目標得点に比重をつけました。

英語・数学①・理科で点数を稼ぎ、私立大学で使用しない科目は72%よりも低めの点数を目標としています。

前述の都立大の例よりも目標得点プランの点数は少し低め、それでも目標得点率には届いています。


この点数プランの場合、日赤の共テ利用も見てみると…。




まんべんなく72%を狙っていた時は目標得点率に対して「-5.5%」でしたが、今回は「+0.8%」。

このプランなら志望の国公立大学の得点率も超えつつ、私立大学の併願も両立可能です。


この目標得点に比重をつけるのは私立大学併願に役立つだけではありません。

国公立大学の配点によっては、国公立大学入試もより有利にすることもできます。


 

こちらは横浜市立大学。



英語のリーディングの配点が大きい大学です。

せっかくなので、配点が多い英語リーディングで点数を多くとる、という計画で勉強しましょう。

リーディングがより点数をとれるようになると…



ちょっとハードルは高いですが、リーディングで高得点をとれる計算にしました。

この得点プランであれば、他科目で点数を落とし、総得点で前述より点数が低くなっても、傾斜配点後であれば、得点が変わらないことがわかります。


私立大学では受験に使わない古・漢は半分でも目標得点率に届く計算です。


配点を見て、配点の大きな科目でしっかり点数をとる、これが合格のポイントになります。


 

これを考えるには、「模試」を受験し、自分の学力を知ることが最初の一歩です。

結果から、目標となる得点プランにどう近づけていくか、どの科目にどれだけ時間を割くか、の勉強計画が重要となります。


理論的には上記であっても、受験生一人ひとり成績が異なります。

実際にあてはめていくには受験生個々に合わせての計画立てが必要です。


 

本校では、通常の受験対策コースの他に、「学習支援・進路指導コース」を設けています。

授業は受講せず、「進路指導や相談、上記の受験計画の立案、及び模擬面接・志望理由書添削」が受けられるコースです。


・勉強自体は自分でできるが、受験について不明点のアドバイスを受けたい

・入試方向性を一緒に考えて欲しい

・他予備校で受講しているが進路相談のみ受けたい

・添削や面接練習の機会が欲しい


のような方におすすめのコースです。

料金や詳細は、本校までお問い合わせください。


 

勉強のバランスが少し大変な国公立大学ですが、

就職の強みや周りの学生のレベルなど利点も多いです。

私立大学の中には共テ利用で多科目型の入試もあり、少しでも国公立大学を目指す優秀層を取り込みたい、というのも見て取れます。



この大学とかそうですね。

この得点率なら、東京都立大第一志望の受験生が同時に出願しておけば、


「東京都立大目標得点率突破⇒順天堂大学の目標得点率も同時に突破⇒合格の確率大、高い確率で大学生内定」


のようなことも可能です。

限られた時間でより合格に近づける勉強を行い、志望校合格を目指しましょう。


※大学の入試情報は必ず大学HPなど公式情報を確認ください。


 


 

instagram:コチラ 


LINE公式:









最新記事

すべて表示
bottom of page